回復のスタート 安全な居場所の確保
アダルトチルドレン、生き辛さからの回復のために最も重要なこと。
それは安全な居場所の確保です。
安全な居場所とは、心が安定していることが出来る、居場所ということです。
そして安全とは今自分の生き辛さを招いているその事象、事態より遠ざかることでもあります。
しかし、この自分の生き辛さを招いている事象、事態もその原因により2つに別れます。
1つはその原因が外部からの侵入によるもの、もう1つは自分の反応によるものです。
今回の安全な居場所の確保については外部からの侵入により、心の安定が脅かされることについて書きたいと思います。
しかしその前に、自分の反応により生き辛さを感じていることについて簡単に書きます。
例えば職場での人間関係に悩んでいる人がいます。職場の人は皆いい人ばかりなのですが、悩んでいる本人に対人不安の傾向がある場合です。
職場の人に見られているということに対して不安を感じる、または大勢の人がいるということに対して不安を感じる、これらは自分が環境に勝手に反応して、職場が安全な居場所ではなくなるのです。
これは自分の反応の問題です。
さて、本題です。
外部からの侵入により心の安定を脅かされるとはどのような場合でしょうか。
例えば親子関係の悩みです。
常に親から過干渉があり、子供が家に帰ってくれば都度干渉が始まります。
干渉だけならまだいいのですが、否定、暴言が混じってきますと、聞いている方はたまりません。
この場合子供に経済力があれば別居して、親からの干渉、否定、暴言から逃れ、自分の心の安定が確保出来る場所を持つことは大切だと思います。
アダルトチルドレンからの生き辛さの回復には、自分創りが欠かせません。
安全な場所に自分がいることが回復へにのスタートなのです。
なぜなら心の安定が図れない場所では、心の回復は図れないからです。
日々外部からの侵入がありますと、それにより日々ストレスを感じます。
不要なストレスを感じる状態では心の回復は難しいでしょう。
ですから、外部からの侵入により心が安全な居場所が確保出来ない場合は、まず安全な居場所の確保が大切なのです。
この安全な居場所の確保については、例えばDVの相手と別れる、社内のパワハラ上司と距離を置く等、外部の人間の行為により悩み苦しむ場合はすべて侵入者から離れることが何よりも大切です。(離れるということは相手にその行為をやめさせることも含みます)。
そうしないとこちらがおかしくなるのです。
さて、この外部からの侵入の脅威に関することで難しい問題があります。
それは子供からの侵入です。
子供といっても幼児ですが・・・。
この悩みは若い母親に多いと思われます。
すなわち子供がしたい放題して母親の言うことを聞きません、この場合母親からすると子供がコントロール不能の脅威の対象となるのです。
もちろんすべての母親がこのような感覚を持っているわけではありません。
しかし母親によっては子供をコントロールしようと強く子供を叱りつけたり、萎縮させたりと、子供に対する感情のコントロールが出来ない問題で悩んでいる方もおられます。
私は子供がいないので、このテーマのカウンセリング今は受けないことにしていますが・・・。
以前受けていた時の母親のお話しを伺うと、やはり母親自身の親子関係に大きな問題があるようです。
例えば親から常にこうあるべきと支配的に育てられた場合は「子供に対しても行儀よくあるべき」と強く思ってしまったり、または綺麗にしている部屋を汚されことに恐怖を感じたりと・・・。
または静かにしていたいのに、うるさく騒ぐ子供に邪魔をするなと切れるのかもしれません。
しかし、子供とはそもそも自分勝手で親の都合など考えずに元気に活動するものですから、母親がそれを脅威と思ってもどうしようもないことなのです。
子供相手では親が安全な居場所の確保等出来そうもありません。
そして、この脅威者に対して感情のコントロールが効かない問題は、子供と一緒に暮らす限りはなかなか解決が難しいようです。
(子供に対するコントロールが効かず子供に切れ、遠慮なく侵入してくる子供に憎しみを抱く場合もあり、または子供を強く叱った自分に嫌悪感を抱き、子供に対して罪悪感を抱く、そしてこの悩みがぐるぐると日々連鎖するパターンに陥ってしまうのです)。
したがって、アダルトチルドレンと思われる方は結婚して子供が生まれる前にカウンセリング等受け、自分を癒す必要があるのではないでしょうか。
結局親が子供に対して感情のコントロールが効かない問題は、子供がそのために生き辛さを抱えてしまう結果を招くのですから。
世代間連鎖の恐怖です。