怒りの感情の抑圧・そして

アダルトチルドレンはその時、その時に素直な自表現が出来ない時があります。
本当の気持ちを表現した方が楽な時でも、偽った態度、表現を行います。
自己を抑圧して偽った態度、表現を行い続けるとその代償が生じてきます。
特に怒りの抑圧の代償は凄まじいものがあると思います。
では、自分の怒りを抑圧し続けるとどのようなことが起こるのでしょうか。


今回は私の経験をメインに解離、イライラについて書かせて頂きます。


怒りについて(何を抑圧してきたのか)
アダルトチルドレンに共通していることは怒りの抑圧だと思います。
では、怒りとは何でしょうか。
また、何に対して怒っているのでしょうか。
私の場合は日々親からの過保護、過干渉によって、自分が好きでもないことを我慢して続けてみたり、余計なことを言われても怒らなかったこと等があげられます。
簡単に書くと自分の嫌なことを親のために我慢する。そして、「嫌だとか」「怒っている」と言った発言態度表現を我慢して、何にもなかったように振る舞う。
これが私の怒りの抑圧です。


解離
では、怒りに対して素直な自己表現、感情表現をしないとどのようになるのでしょうか。素直な自分=本当とすると、素直でない=偽りとなります。素直な感情を表現しないことは偽りの自己でいることになるのです。その為には本当の自分(本当の感情)を自分で封印しないと偽りの自分ではい続けられません。
自分で自分を封印する。抑圧する。これは悲劇です。
自分で自分を封印するのですから抜け殻のようにもなってしまいます。
そして、自分の感情が分からなくなり、自分が自分でない感覚を持ってしまいます。自分でいて自分でない、生きている感覚がない、慢性的な空虚感。今何を感じているか分からなくなってしまうのです。
また。常に感情を抑圧しているので顔に表情がなく、生気がありません。
解離とは自己との分離であり何も感じられない状態になることを意味するのです。


イライラ
怒りの基です。私は自分との解離が起こったとしてもやはり自分をどこかで持っていました。本当の自分の感情(怒り)は最終的に抑圧しても抑圧出来なかったのだと思います。例え外に怒りの感情表現をすることがなくても、自分の中に抑圧している怒りが溜まってきたのです。この溜まってきた怒りを許容量一杯(例えばコップ一杯)まで我慢し続けた時、その後は怒りを溜め込むこと、自己の抑圧が不可能となり、ちょっとしたことでも今度は逆に切れてしまいます(コップに水が一杯溜まったしまうと、少し水滴が落ちても水が溢れることと同じ)。
そして怒りを溜め込んでいることから常にイライラして身体の不調にも影響をします。

私は若い頃から酒量が多かったのですが、解離による自己喪失感と、溜め込んだ怒りを感じまいとして酒を好んだのかもしれません。

また、通常は自分を完全に抑圧し続けることは不可能だと思います。もし完全に自分を抑圧し続けることに成功するとしたら、それは多重人格障害等の精神疾患が生じるでしょう。


さて、話しをもとに戻します。怒りを抑圧し続けた結果常にイライラして切れ易い状態であるのであれば、その都度怒りの表現を学ばなければならないのです。
そして、今後は怒りを小出しにして溜め込まない工夫も必要です。
これは、都度素直に自分は怒っていますということを表現することなのです。

しかし、ここで問題が生じます。私の場合過去の怒りの感情を抑圧し続けた結果イライラ感がすごかったのですが、それと同時に怒りを抑圧し続け解離が起こったのも事実です。
上述しましたが解離が起こると自分が自分でない感覚があり、本当の自分の感情が分からず、仮に分かったとしても、どのように感情を表現していいのか分かりません。これは怒りだけではなく、喜び、楽しみ、悲しみすべてです。

ですから、素直な自己表現のために大切なことは、まずは素直に感じることの回復が重要なのです。
イライラからの回復のために怒りを小出しにするためには、同時に他の感情を感じて、他の感情の表現も必要なのです。


これは、生きていることの実感にも直結しています。

About

2006年12月26日 21:19に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は
アダルトチルドレンと素直な自己表現」です。

次の投稿は
勝つことに執着すること」です。

著書紹介 関連サイト
大阪心理カウンセリングセンター

アダルトチルドレン回復へ テキスト

| HOME | リンク集.1 | リンク集.2 | サイトマップ | お問い合わせ
Copyright .アダルトチルドレン回復へ All Rights Reserved

ページの先頭へ