好きなことをしていいと言われても

アダルトチルドレンからの回復で大切なことは、自分を抑えないこと、
逆に言うと、好きなことをすること。これはひとつの大きなキ-ワ-ドです。

私の回復の過程を振り返ると、好きと言うより、様々な生き辛さを克服した体験を絶対的価値あるものにしたいという強い決意のもと、心理カウンセラ-を目指し、会社を退職しました。
しかし、職を変えるということは経済的な問題が関係しているので、よほど強い決意がない限りお勧め出来ません。
また、自分はこれを成すために生まれてきたと、確信を持てる人は正直多くないことも事実であると思っています。

ですから、アダルトチルドレン回復のキ-ワ-ドとして、まず「自分を抑えず、好きなことをしましょう」と、お伝えしています。

しかし、「自分の好きなこと」と言われても、それは何か?
これもすぐには見つからないかもしれません。
私の場合は心理学が好きなことでしたから、心理カウンセラ-の職に結びつきましたが・・・。

では、なぜアダルトチルドレンは好きなことがすぐに見つかりにくいのでしょうか。
それは楽しむということを疎外する要因が強いからだと思います。
それでは、楽しむことを疎外する要因について考えてみたいと思います。

1 感情の抑圧
私もそうなのですが楽しいということを少し難しく感じる時があります。
それは、楽しいと感じる感情の問題でもあり、または、楽しいという感情を表現する問題なのかもしれません。
長年自分を抑圧していますと、感情を抑圧することにつながり、楽しいと感じる感覚が麻痺してしまいます。
また、楽しむことを自分に禁じているのかもしれません。
さらには楽しさを感じてもその表現方法を学んでおらず、感情が動いてもどうしていいか分からず、その感情を感じないように敢えてしているのかもしれません。

私の場合楽しいと感じるのは、散歩をして陽の光、風の感覚等、自然を感じる時です。また、基本的に歩くのは好きです。
他は好きな食べ物を食べている時、酒を飲んでいる時でしょうか。
また、逆にこれといった趣味はありません。敢えて言うなら心理学です。

2 「どうせ」と言った感覚
何をしてもあきらめム-ドで自分を卑下してしまい、「どうせ何をしても」という人生の信念を学び持っているかもしれません。
好きなことをするにもチャレンジ心は多少は必要です。最初からあきらめム-ドではチャレンジすることもなく、楽しさの体験を追及する姿勢も生まれてこないでしょう。

3 完璧思考
何かをする以上は完璧にしなければならない。この完璧思考を信念として持ちますと、完璧を目指すあまり、楽しんで何かをすることが出来ません。特に人前で何かをする機会(試合、発表会)があろうものなら、完璧で失敗を恐れるあまり、完璧なまでの、これでもかという練習を繰り広げます。携わっていること自体が苦痛となってしまうのです。こんなしんどい思いをするなら趣味など不要と決意するかもしれません。

まだまだ様々な楽しむことを疎外する要因があると思います。
いずれにせよ焦ることなく、徐々に楽しむ感覚を回復させ、同時に今までの人生の信念を変更する必要があるのです。

では、楽しむこと、好きなことが見つかるまでどのようにすればいいのでしょうか。
私は自分の楽しみとして、自然を感じて歩くこと、食べる、酒を書きました(もちろん、それらは適度、適量でなければなりません)。

まずは自分の身の回りの小さいことから見つけ、楽しんでもいいのではないでしょうか。

でも、それも見つからないと言われる場合はどうしましょう。

私は人生哲学として「事に仕えること」を提案したいと思います。
事に仕える。

私たちは日々あらゆる事を行っています。
歩くこと、電車に乗ること、買物をすること、話すこと、仕事をすること、学ぶこと。枚挙にいとまがありません。
事に仕えるとは、私たちが行っている事を正しく行うということです。

例えば、歩く事に仕えるとは、いかに歩行者として振る舞うか。自分勝手に歩くのか、周囲にも気を遣いながら歩くのか。
話す事に仕えるとは、話している人とどのような態度で接するのか。自分のことばかり話すのか。相手の気持ちを感じながらも話すのか。

すなわち、いかなる態度でその事に仕えるのかを常に考えるのです。
言葉を変えると役割を果たすと言ってもいいかもしれません。

そして、私たちは事に仕えれば、仕えきるほど人格の向上が図れるのです。

事に仕えるとは当たり前のようで、難しいものです。
それは、事に仕えるためには常に自分を平静に保ち、物事客観的に見て、自分を振り返る必用があるからです。
自分にエネルギ-が集中している主観的な時は視野も狭くなり仕えるのが難しいのです。

楽しむことが今ひとつ見つからない場合、事に仕えることを意識して振る舞ってもいいのではないでしょうか。

人格の上がった分、運気も上がります。

About

2007年12月27日 09:21に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は
アダルトチルドレン回復へ」です。

次の投稿は
回復-2 嘆きと怒り 自己主張」です。

| HOME | リンク集.1 | リンク集.2 | サイトマップ | お問い合わせ
Copyright 2006.アダルトチルドレン回復へ All Rights Reserved

ページの先頭へ