アダルトチルドレンとは

皆さんはアダルトチルドレンという言葉はご存知だと思いますが、アダルトチルドレンの意味をご理解されておられるでしょうか?
アダルトチルドレンとは一言で言うと、子供時代に両親や家族(機能不全家族)から、その生育歴において様々な心の傷を受け、その心の傷を癒すことなく大人になった人たちのことです。

私はその最も大きな問題の1つとして、親より十分な愛情を得られず、存在を認められず、その淋しさや悲しみの傷を持ったまま大人になることをあげたいと思います。
そしてアダルトチルドレンは親や家族に無条件に愛されること、認めてもらうこと、褒めてもらうことから獲得をする、生きるうえで大切な自分を愛すること、自己存在OKの感覚、自己信頼感を獲得出来ないまま大人になってしまうのです。

言葉を変えると自分を愛せない、自分が信頼出来ない、自信がない、自己否定感等の自己喪失、十分に愛されなかったこと等からくる子供時代の未解決の問題を抱え、失った子供時代もしくは過去と分離状態(過去の記憶があまりない、または思い出したくない等)のまま大人になって生き辛さを抱えている人たちなのです。

では次にアダルトチルドレンの問題の背景にある親、家庭について書きます。
小さな子供というものは本来親が大好きです。
また、親の保護なしに生きていけないものです。
したがって、大好きな親に認めてもらおう、褒めてもらおうと頑張ります。
そこに、何らかの問題のある育児態度、親よりの過干渉、過保護、暴力、無視等があったとしてもです。

親の期待に合わせ自分を見失ったり、親に認められようと頑張り続けても褒めてもらえず悲しかったり、「生まなければ良かった」と存在を否定されても、聞きたくもない親のグチを一生懸命聞いたり、暴力と暴言等があったとしても、やはり小さい子供は親が好きであり、愛され、認められ、可愛がられたいのです。
ただ、ただ純粋にこの気持ちだけなのです。
また、どれだけ辛いことがあっても親の支援なくては生きていけないので耐えるしかないのかもしれません。

しかし、親の期待に合わせたり我慢し続けるということは、親の人生を生きていることになり、自分の人生を生きていないことになります。
また、様々なことに我慢し続けた結果、感情の抑圧から生きている実感が湧いてこなかったり、どれだけ頑張っても親より褒めてもらえないことから逆に自分が悪いからだと自分を責めたり、親よりの存在の否定から自己否定感が強かったりと、親や家族から様々な扱いを受け問題を抱えたまま大人へと成長するのです。

これらもアダルトチルドレンの自己喪失と生き辛さを意味しています。
でも、もしかしたらここでご質問やご指摘があるかもしれません。
「完璧な親はいないよ」「誰だって1つや2つ親から傷を受けているよ」・・・。
確かにそうです。
ですから問題はどれだけ親や家族家庭の問題が子供にダメ−ジを与えたかです。
アダルトチルドレンによっては問題の深さから人格の崩壊までのダメージを受ける方もおられるのですから。

では次にジャネット・G・ウォイティッツによるアダルトチルドレンの特徴を箇条書きにします。

  1. 何が正常か推測する。
  2. 物事を最初から最後までやり抜くことが困難。
  3. 本当のことを言った方が楽な時でも嘘をつく。
  4. 情け容赦なく自分を批判する。
  5. 楽しむことが出来ない。
  6. 真面目すぎる。
  7. 親密な関係を持つことが難しい。
  8. 自分のコントロ‐ル出来ないと思われる事態に過剰に反応する。
  9. 他人から肯定や意見を常に求める。
  10. 他人と自分は違うと常に考えている。
  11. 常に責任を取りすぎるか、取りなさすぎるかのどちらかである。
  12. 過剰に忠実。無価値なものでもこだわり続ける。
  13. 衝動的である。

以上アダルトチルドレンの特徴を紹介しました。
もし、これらに複数該当して生き辛さを感じておられるとすれば、アダルトチルドレンであるかもしれません。
では、このような様々な生き辛さを抱えたアダルトチルドレンは、その悩み、症状を克服することが出来るのでしょうか。
生き辛さから開放されるのでしょうか。

私は出来ると思っています。
なぜなら私自身がアダルトチルドレンであり、そこからくる様々な悩み、症状を克服したからです。 私は特別な人間ではありません。
私に出来て皆さんに出来ないことはないのです。
勇気を持って問題克服にチャレンジをすれば、必ずアダルトチルドレンの生き辛さよりの回復は図れるものと信じています。


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