私のアダルトチルドレンの問題克服記
このコ−ナ−では私のアダルトチルドレンの様々な問題と、生き辛さからの回復について体験談を書きたいと思います。
アダルトチルドレンとしての私の問題(〜23歳まで)
私は機能不全家族で育ちました。父は過保護。母は過干渉、共に子供を直接的、間接的に支配するタイプでした。
また、母はテストの点数が良かった時だけ子どもを褒めるタイプで、テストの点数が良くなかった私は褒められたこともほとんどなく、また、自分の人格が認められていた実感もありません。
したがって、自分は生まれてきて良かった、あるがままを愛されているという自分に対するOKの感覚(自分は自分でOKである基本的信頼感)は体感出来ず、逆に自分に対してNOの感覚や、自分に対する不信感を意識するにせよ無意識にせよ持ってしまったと思います。
自分対してOK感覚を持てず自己否定感や不安感が強かった私は、様々なことにチャレンジをして獲得すべき自己信頼感は当然養えず成長しました。
そして私には、上述の親の育児態度以外にも両親のダブルメッセ−ジ(二重命令)とダブルバインド(二重拘束)の問題がありました。
それは、父は私にピアノを習わし「絶対にやめてはいけない」、母は「ピアノなんかやめて勉強をしろ」という相反するものでした。
こんな状態が小学生から中学2年まで続きました。
両親のダブルバインドほど子供にとって理解が出来ず苦しいものはありません。
もともと私はピアノを弾いても楽しいと感じたことはなく、これは父のために習っているという意識を持っていました。
父のために嫌なピアノを弾くためには、弾きたくないという感情を抑圧して、ただ手を動かすだけのロボットに徹っしなくてはならなかったのです。
そこへ母から「ピアノはやめて勉強しろ」とは一体どのようにすれば良かったのでしょう。
板ばさみ状態の苦しみです。
自分では事態をコントロ−ル出来ないどうしようもない無力感も持ったと思います。
このような家庭でしたので家のなかでも慢性的に理解されない気持ちから、ひきこもりがちになり孤独感を強めていきました。そして感情の抑圧より生きる喜びもいまひとつ分らず、感情表現、意志表現の出来ない暗い子供になりました。
また、子供の頃複数の人といると次のようにも思っていました。
「自分はこの場に居ない方がいいのではないか」。
そして、親より十分に評価されず認められてこなかったので、人から評価されたい、認められたい、受け入れてもらいたい気持ちが強すぎ(当時はこのことを理解していませんが)人の視線を意識する対人不安の傾向も強かったです。
また、感情の抑圧と心理的ひきこもりから人と接することを避けてきたので、社会性やコミュニケ−ション能力も培えず、楽しい大学時代はありませんでした。
ずっと子供の頃より辛かったからでしょか、それとも生きている実感が無かったからでしょうか、私には幼児期から大学卒業までの記憶がほとんどありません。
いずれにせよ、会社勤務以前の私の性格の問題は、自己信頼感欠如、対人不安、心理的ひきこもり、無感情、無気力、社会性欠如、コミュニケ−ション能力の欠如と散々たるものでした。
当然就職活動をしても内定は出ず、父の縁故で銀行事務専門の会社に事務職としてやっと入社出来ました。
役割が人を育てる(23歳〜)
さて、前述しましたが入社当時、私はまともに人付き合いが出来る状態ではありませんでした。
周囲とコミュニケ−ションが全く出来ずどうしようもありませんでした。
当然このような状態では円滑な人間関係も築けず仕事も出来るわけがありません。
私自身も会社に行くのが辛く入社当時は何回会社を辞めようと思ったことか。
でも、上司や先輩の方々にいろいろとご迷惑をかけながらも、ゆっくりゆっくりとはですが仕事も覚え、少しづつですが自己表現が出来、コミュニケ−ションがとれるようになり、社会性も身に付いてきました。
そして、徐々にではありますが責任の重い仕事も任せられるようになり昇格もしました。
仕事の責任を果たすためには必然的に周囲とのコミュニケ−ションは必要です。
私は仕事における役割を果たすためにコミュニケ−ションをとり、仕事の話しから徐々にですが周囲との雑談も出来るようになりました。
何とか最低限の社会性は身についたようでした。私は果たすべき役割に育てられたのでした。
本当は人が好きだった(34歳〜)
何とか会社生活は送れるようになったものの、やはり初対面の人と話すのは苦手意識がありました。
まだまだ対人不安で人の視線を意識していたのだと思います。
当時私は対人不安の原因は自分が人嫌いであるからだろうと思っていました。
そんな中、エニアグラムの勉強会に参加しました。
エニアグラムとは性格を9つに分けて自分の内面を見ていくものです。
エニアグラムの中でタイプ5は、あまり人に興味がなく知的活動に没頭するタイプなので、人嫌いの私は自分のタイプは5であろうと思いました。
そして、勉強会ではタイプごとに席を同じにするのですが、どうもタイプ5の人たちと一緒にいると違和感を感じてしかたがありません。
なぜだろうかと考えるとタイプ5の人たちは人と一緒にいても、話す努力をしないというか、親和感を感じないのです。
私は対人不安ですが知らない人といると何か話さなければと相手に気を使ってしまい、その気を使う自分も嫌だし、相手の話しに合わせるのも苦手ですので自然と人と距離を置いてしまうのですが、タイプ5の人たちは、人が居ようが居まいがマイペ−ス、眼中にないといった雰囲気でした。
私は自分はタイプ5ではないと確信しました。
では、9つあるタイプのうちどのタイプなのでしょうか。
家に帰り詳細なタイプ分析テスト実施しました。
すると判定はタイプ5と僅差ではありましたが、タイプ6が出ました。
タイプ6は人が好きなのですが、嫌われることを恐れて自分から距離を取ってしまうタイプです。
自分がタイプ6と分かった瞬間は大変嬉しかったです。
以前より自分でも何か人が好きだという基本的な性格を感じており、その気持ちが強すぎて嫌われる不安から人と距離をとってしまうと、その原因も分かったからです。
考えみれば人に興味もない人が対人不安になることはありません。
対人不安の原因は人の評価を気にし過ぎる、受け入れて欲しい気持ちが強すぎるからこそなのです。